海外発生活文化旅行情報: イタリアの鉄道 常識・非常識

2008年01月08日

イタリアの鉄道 常識・非常識


+-+-+ またもや値上げのトレニタリア +-+-+

2006年に値上げされたばかりのイタリアの鉄道・トレニタリアですが2008年年初から更に全路線で平均15%の値上げとなっています。

数年前に比べたら主要駅構内もきれいに整備されたし以前ほどの遅れはなくなったとはいうものの相変わらずストライキは多いし、日常的な遅れは存在します。主要都市を結ぶユーロスターやアルタヴェロチタは車両も新しくそれなりに清掃も行き届いてきれいなものが多くなりましたが各駅停車や地方都市を結ぶ路線は改善すべき点が山積。

2006年からの累積赤字の解消を大前提に決定された今回の値上げ。対象となるのは利用者が多く、比較的サービスの行き届いている主要都市を結ぶユーロスターとアルタヴェロチタ。

主要路線での2等車の値上げは下記の通り。
ローマ−ナポリ 38,00ユーロ(5,00ユーロ増)
ヴェネツィア−ローマ 59,00ユーロ(8,00ユーロ増)
レッジョカラブリア−ローマ 57,00ユーロ(7,00ユーロ増)
ナポリ−フィレンツェ 61,00ユーロ(8,00ユーロ増)
ローマ−バーリ 48,00ユーロ(6,00ユーロ増)
ローマ−ミラノ 59,00ユーロ(8,00ユーロ増)

ご存知の方も多いかもしれませんが、イタリアの鉄道料金は走行距離数に比例しているわけではありません。よく利用される路線での加算率が高くなります。フィレンツェからローマ間はここ数年でほとんどの運行便がユーロスターもしくはアルタヴェロチタに切り替えられ実際に利用者も多いため最も高い区間のひとつとなっています。

トレニイタリアは既に大規模なリストラを行い従業員の約3%に当たる3000人を解雇して人件費の削減を行いそのほかの費用の見直しも検討しています。また2008年は全路線の車両近代化に更に力をいれ車両&駅構内清掃にも重点を置いてサービスの向上に努めると発表しています。

今回の値上げ後の料金でもフランスの鉄道料金に比べると50%安く、ドイツに比べても40%安いというのがトレニタリアの主張。サービスの質を上げてから料金値上げしろというのがここ数年の専らの世論ではありますがトレニタリアとしてはある程度の資金源がなければサービスの向上も望めないということで今回の値上げに踏み切っています。

日本の新幹線のサービスの質のよさに比べるとまだまだ足元にも及ばず料金的にも単純な比較はできませんが今後のトレニイタリアの改善&発展を願いながら値上げされた運賃をしぶしぶ受け入れるイタリア市民なのです。

☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆
イタリアの列車に乗っていると駅でもない荒野の真ん中で急に訳もなく列車が停車したりすることがあります。特にアナウンスもなく20-30分停車することもありますがよくあることなので、イタリア人は特に急いでいる人以外は取り立てて騒ぐこともありません。

こういうケースの場合「技術的な故障」と説明されることが多いのですが大半は人身事故だったり、動物の飛込みだったりするようです。ただこれまではそれをアナウンスするのは乗客にとって気持ちのよいものではないということで伏せられていました。

しかし、これによって遅れが出たり、意味もなく停車していると文句が多くなっていることからトレニイタリアは今後人身事故で停車している場合にも状況をアナウンスすることにしたとか。よかったのか悪かったのか…。

*管理人兼編集者りさーち東京の感想を一言
このサイトに出てくる海外からの生の情報はNHKアーカイブスのイタリアetc..案内には出てこないものです。こういうサイトは他ではまだ私一人位なものでしょうが、編集も手間隙が大変かかりますので、このサイトの維持のために、サイドバーにある広告を利用していただきたいのです。そうしてもらえれば広告で運営できますので読者の方々にぜひお願いします。

posted by りさーち東京 at 19:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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